「アキュラホームの家は暖かいの?」「標準仕様の断熱材で冬を越せる?」といった疑問をお持ちではないでしょうか。
注文住宅を建てる際、デザインや間取りと同じくらい重要なのが、快適な暮らしを左右する「断熱性能」です。
どれだけおしゃれな家でも、夏暑く冬寒いようでは快適度の高い生活はできないですよね。
そこで、適正価格で高性能な家づくりを掲げるアキュラホームの断熱材の種類や断熱性能について、詳しく解説していきます。

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- アキュラホームで標準採用されている断熱材の種類と特徴
- 標準仕様における断熱等級やZEH基準への対応状況
- 断熱性能を左右する窓ガラスやサッシの具体的な仕様
- より高い性能を目指すためのオプションや断熱等級7の選択肢
アキュラホームの断熱材の特徴と基本性能

注文住宅のソコが知りたい・イメージ
アキュラホームが提供する住宅は、標準仕様でも高い断熱性能を備えています。
ここでは、快適な室内環境を作り出すためにどのような断熱材が使われているのか、その種類や施工方法、そして断熱性能の要となる窓の仕様について、基本的な情報を掘り下げて解説します。
アキュラホームの断熱材の種類と特徴

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アキュラホームの住宅で主力として採用されている断熱材は、「高性能グラスウール」です。
グラスウールとは、リサイクルガラスなどを主原料として綿状に繊維化したもので、細かい繊維の間に空気を閉じ込めることで熱の移動を防ぐ仕組みを持っています。
この素材の大きな利点は、すぐれたコストパフォーマンスにあります。
他の断熱材と比較して材料費を抑えやすく、浮いた予算を他の設備や仕様のグレードアップに回すことができます。
また、ガラスを原料としているため、燃えにくく火災に強いという特性や、シロアリなどの害虫被害を受けにくいという耐久性の高さも魅力ですね。
一方で弱点として、グラスウールは湿気に弱いという特性があります。
具体的には、断熱材を袋に入れたまま簡易的に施工するのではなく、柱と柱の間に隙間なく充填し、上から別張りの「透湿防水シート」や気密シートを施工する方法を採用している現場が多く見られます。
これにより、壁体内の結露を防ぎ、断熱材の性能を最大限に引き出しています。
標準仕様で採用される断熱材とは

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アキュラホームの標準仕様では、適材適所の考え方に基づいて、場所ごとに最適な断熱材が使い分けられています。
単一の素材ですべてを賄うのではなく、それぞれの環境に適した素材を選ぶことで、効率よく性能を高めています。
壁と天井の断熱仕様
壁や天井といった主要な部分には、前述の「高性能グラスウール」が採用されています。これは、広い面積を効率よくカバーしつつ、高い断熱性を確保するためです。
特に天井部分は、太陽からの熱を直接受ける過酷な環境であるため、厚みのある断熱材を施工することで、夏の暑さが室内に伝わるのを防いでいます。
この配置により、冷房効率を高め、室内温度の上昇を抑制する効果が期待できます。
床下と屋根の熱対策
また、床下の断熱については、商品の仕様によって異なりますが、「ポリスチレンフォーム」などの発泡プラスチック系断熱材が使われることがあります。
これは吸水性が低い素材であるため、地面からの湿気の影響を受けやすい床下環境に適します。
屋根部分に関しては、遮熱シートの施工や小屋裏換気の徹底により、熱気がこもらない設計になっています。
このように、複数の素材や工法を組み合わせて、家全体としての断熱性能を高めているのです。
気になるアキュラホームの断熱材の厚み

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断熱材の性能を語る上で欠かせないのが「厚み」です。いくら高性能な素材を使っていても、厚みが足りなければ十分な効果は得られません。
アキュラホームでは、壁の中に隙間なく断熱材を充填する工法を採用しており、一般的には柱の太さである105mm程度の厚みを確保しているケースが多いと考えられます。
天井部分については、壁よりもさらに厚い断熱材が施工されます。
暖かい空気は上に昇る性質があるため、冬場の暖房熱を逃さないようにするためと、夏場の屋根からの強烈な輻射熱を防ぐためです。
具体的な数値は商品や地域区分(寒冷地か温暖地か)によって異なりますが、一般的には150mmから200mm程度の厚みを持たせることで、最上階の快適性を守っています。
ただし、注意点として、断熱材の厚みはあくまで「性能の一部」であることを理解しておく必要があります。
厚みがあればあるほど良いというわけではなく、施工の精度や気密性の高さが伴って初めて、カタログスペック通りの性能が発揮されます。
アキュラホームは、現場での施工品質管理に力を入れており、断熱材が押し潰されたり隙間ができたりしないよう、マニュアルに基づいた丁寧な施工を行っています。
窓の断熱性能と仕様について

住宅の断熱性能において、最も熱の出入りが激しいのが「窓」などの開口部です。
冬場に逃げていく熱の約5割、夏場に入ってくる熱の約7割が窓からと言われており、壁の断熱材以上に窓の仕様は大切になります。
アキュラホームの標準仕様では、YKK AP製の「アルミ樹脂複合サッシ」が多く採用されています。
樹脂はアルミの約1000倍熱を伝えにくいため、従来のオールアルミサッシに比べて結露の発生を大幅に抑えることができます。
また、ガラス部分には「Low-E複層ガラス」が使われています。
これは、2枚のガラスの間に特殊な金属膜(Low-E膜)をコーティングしたもので、日射熱を反射したり、室内の暖房熱を逃がさないようにしたりする効果があります。
さらに、標準仕様でもガラスとガラスの中空層に「アルゴンガス」が封入されているケースが一般的です。
アルゴンガスは空気よりも熱を伝えにくい性質を持っているため、断熱性能を一段と向上させることができます。
このように、標準の状態で断熱・遮熱・結露対策が施された高性能な窓を採用しており、大きな窓を設置しても快適性を損ないにくい仕様となっています。
アキュラホームの断熱等級の実力

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住宅の断熱性能を客観的に評価する指標として「断熱等性能等級(断熱等級)」があります。
アキュラホームの住宅は、標準仕様において「断熱等級5」に適合する実力を持っています。
標準で等級5をクリアしているということは、特別なオプション追加をしなくても、夏涼しく冬暖かい、省エネ性能の高い家が手に入るということです。
結果的に冷暖房効率が良くなり、光熱費の削減につながるだけでなく、部屋ごとの温度差が少ない健康的な住環境が実現します。
| 断熱等級 | 基準の概要 | アキュラホームの対応 |
|---|---|---|
| 等級4 | 平成28年省エネ基準相当 | 余裕でクリア |
| 等級5 | ZEH基準相当 | 標準仕様で適合 |
| 等級6 | HEAT20 G2グレード相当 | オプション等で対応可能 |
| 等級7 | HEAT20 G3グレード相当 | 対応商品あり(超断熱の家) |
ただし、寒冷地などの地域区分によっては、求められる基準値(UA値)が厳しくなるため、標準仕様の内容が一部変更になる場合もあります。
また、より高い快適性を求める方のために、さらに上の等級6や等級7を目指すプランも用意されています。
アキュラホームは「標準で十分な高性能」を確保しつつ、予算や要望に応じてさらに上のレベルも選べる柔軟な体制を整えていると言えます。
アキュラホームの断熱材と商品ラインナップ

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ここまでは基本的な断熱性能について解説してきましたが、アキュラホームにはさらに高い断熱性を追求した商品ラインナップも存在します。
標準仕様からさらにグレードアップした「超断熱」の家や、ZEHへの取り組み、そして気になるコストパフォーマンスについて、具体的な商品を交えながら詳しく見ていきましょう。
最高レベルの断熱等級7を実現する家

アキュラホーム公式サイト
アキュラホームでは、国内最高水準の断熱性能である「断熱等級7」に対応した商品、「超断熱の家 プレミアム」を展開しています。
断熱等級7は、暖房設備に頼らなくても冬場の室内温度が概ね一定以上に保たれるレベルとされており、これまでの日本の住宅基準を大きく超える性能です。
この商品を選ぶことで、まるで魔法瓶の中にいるような、外気の影響をほとんど受けない究極の快適空間を実現できます。
等級7を達成するために、アキュラホーム独自の技術である「8トン壁」などの高耐震構造を活かしつつ、断熱材の厚みを大幅に増す設計が行われています。
一般的な住宅では対応が難しいような分厚い断熱材も、強固な構造躯体があるからこそ無理なく収めることが可能です。
また、単に断熱材を増やすだけでなく、気密施工の精度もさらに高められており、C値(隙間相当面積)の低減にもこだわっています。
構造の強さと断熱性能の高さは密接に関係しており、アキュラホームの技術力がこのハイレベルな仕様を支えています。
超断熱の家の仕様とメリット

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「超断熱の家」では、標準仕様よりもさらにグレードの高い断熱材や窓が採用されます。
ここでは、具体的にどのような点が強化されるのか、そしてそれが住む人にどのような恩恵をもたらすのかを見ていきましょう。
標準仕様からのグレードアップ内容
断熱材については、通常よりも密度の高いグラスウールを使用したり、壁の外側にも断熱材を施工する「付加断熱(ダブル断熱)」を採用したりすることで、壁全体の断熱性能を飛躍的に向上させています。
また、窓に関しても、標準のアルミ樹脂複合サッシから、より熱伝導率の低い「オール樹脂サッシ」や、ガラスが3枚になった「トリプルガラス」へとアップグレードされるのが一般的です。
これにより、熱の損失を極限まで抑えることができます。
住む人を守る健康面と防音面のメリット
このような仕様にすることで得られるメリットは、光熱費の削減だけではありません。
最大のメリットは、住む人の健康を守れる点です。冬場の脱衣所やトイレでの「ヒートショック」のリスクを極限まで減らし、夏場の熱中症も防ぐことができます。
また、結露の発生もほぼゼロに近づけられるため、カビやダニの発生を抑え、アレルギーなどの健康被害を予防する効果も期待できます。
さらに、防音性能の向上も無視できないメリットです。厚い断熱材と高気密な窓は、外からの騒音をシャットアウトし、室内からの音漏れも防ぎます。
ZEH基準を超える家づくりへの取り組み

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アキュラホームは、国が推進するZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の普及にも積極的に取り組んでいます。
前述の通り、標準仕様でZEH基準(断熱等級5)をクリアしているため、太陽光発電システムを搭載すれば、比較的容易にZEH住宅として認定を受けることが可能です。
これからは「省エネ」だけでなく、エネルギーを創る「創エネ」も含めたトータルでのエネルギー収支が重要になります。
実際に、アキュラホームで建てられる多くの住宅がZEH、あるいはそれ以上の性能があります。
これにより、電力会社からの買電を最小限に抑え、災害時でも自立して生活できるレジリエンス(回復力)の高い住まいを実現します。
また、2025年の省エネ基準適合義務化や、2030年のZEH水準義務化といった国のロードマップを見据え、将来の基準変更にも耐えうる資産価値の高い家づくりを行っています。
今建てる家が数十年後も「高性能な家」として評価されるよう、現時点での最高レベルを目指す姿勢は、施主にとっても大きな安心材料となるはずです。
断熱材のオプションと追加費用

標準仕様でも十分高性能なアキュラホームですが、予算やこだわりに合わせて断熱仕様をカスタマイズすることも可能です。
標準の断熱等級5から等級6へグレードアップする場合や、特定の部屋だけ防音性を高めたい場合などに、断熱材の種類や厚みを変更するオプションが用意されています。
具体的なオプションとしては、以下のようなものが挙げられます。
・断熱材を発泡ウレタン吹き付けに変更
・第一種換気システム(熱交換型)への変更
・基礎断熱への変更
これらの変更には当然追加費用が発生しますが、アキュラホームは独自の仕入れルートや合理化された施工体制により、他社と比較してリーズナブルな価格でアップグレードが可能です。
どの程度の性能が必要かは、建設地の気候やライフスタイルによって異なります。
無駄にオーバースペックにする必要はありませんが、初期費用を少しかけてでも断熱性能を上げておくことは、長い目で見たときの光熱費削減効果や快適性向上で十分に元が取れる投資と言えます。
高性能な住宅の気になる価格設定

「断熱等級7」や「超断熱」と聞くと、坪単価が高く、手が出ない高級住宅のようなイメージを持つかもしれません。
しかし、アキュラホームの最大の特徴は「適正価格」であることです。
工務店のような柔軟さとハウスメーカーのスケールメリットを併せ持ち、無駄なコストを徹底的に削減することで、高性能な住宅を手の届きやすい価格で提供しています。
高性能グラスウールという、性能とコストのバランスが良い素材を最大限活用していることも、この価格設定を実現できる理由の一つです。
高額な素材を使えば性能が上がるのは当然ですが、工夫と技術で「安くて良いもの」を提供する姿勢が評価されています。
また、高断熱住宅は補助金の対象になりやすいというメリットもあります。
「子育てエコホーム支援事業」などの国の補助金制度を活用すれば、実質的な負担額をさらに抑えることができます。
アキュラホームの営業担当者は、こうした補助金制度にも精通しているため、性能と予算のバランスを相談しながら、最もお得に建てられるプランを提案してくれるはずです。
目先の建築費用だけでなく、補助金やランニングコストを含めたトータルコストで判断することが大切です。
『アキュラホームの断熱材選び』総括
この記事では、アキュラホームの断熱材や、スペック、オプションなどについて解説しました。最後に記事のポイントを以下にまとめます。
- アキュラホームは標準仕様で断熱等級5(ZEH基準)をクリアしている
- 主力の断熱材はコストと性能のバランスが良い高性能グラスウールである
- 湿気対策として袋入りではなく現場施工での防湿気密シート施工を行っている
- 壁の断熱材の厚みは一般的に105mm程度で天井はさらに厚く施工される
- 窓の標準仕様はアルミ樹脂複合サッシとLow-E複層ガラス(アルゴンガス入)である
- 超断熱の家プレミアムなどの商品では最高等級の断熱等級7に対応可能
- 等級7の住宅は魔法瓶のような保温性を持ち冷暖房費を大幅に削減できる
- 上位グレードではオール樹脂サッシやトリプルガラスへの変更が行われる
- 高断熱化によりヒートショック予防や結露防止といった健康衛生面でのメリットがある
- 太陽光発電との組み合わせで光熱費ゼロを目指すZEH住宅が実現しやすい
- 断熱材の変更や窓のグレードアップなどのオプションも柔軟に対応可能である
- 他社と比較して断熱性能のグレードアップにかかる追加費用が抑えられている
- 高性能住宅でありながら適正価格(1000万円台後半から)での提供を実現している
- 建設地域の気候に合わせて過不足のない最適な断熱仕様を提案してくれる
- 初期費用だけでなく将来の光熱費やメンテナンス費も含めたトータルコストで判断すべき

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